NECとハドソンが開発した32bitゲーム機PC-FXを語る

PlayStation、SEGA SATURNといった32bitゲーム戦争の中で、早くも敗退が決まったPC-FXの話を少し。前機のPCエンジンDuoは、個人的に神ハードだったのですが…PCエンジンの名作と言えば天外魔境IIですね!!
CPU | 32bit RISCプロセッサ V810(NEC製) | ||
クロック周波数 | 21.5MHz | ||
メモリ | メインRAM:2MB ビデオRAM:1.25MB ROM:1MB CDバッファ:32Kバイト バックアップRAM:32KB | ||
グラフィック | 最大表示色数:1677万色 解像度:最大320×240 スプライト:最大128個 合成画面数:最大9画面 エフェクト:回転・拡大・縮小・半透明機能 セロファン フェード・プライオリティ 動画再生:毎秒30フレーム フルカラー・フルスクリーン 動画圧縮:JPEG・ランレングス 表示画面分割・垂直・水平スクロール | ||
サウンド | ADPCM2ch(再生レート3.9~31.9KHz) 波形メモリ方式最大6音、CD-DA | ||
ディスクドライブ | CD-ROM 倍速 | ||
対応フォーマット | PC-FX規格CD-ROM 音楽CD、CD-G、CCD-EG、フォトCD | ||
インターフェイス | 映像出力:ビデオ/S端子 音声出力:ステレオ端子 PC-FX専用コントロールパッド端子:2ポート | ||
拡張スロット | バックアップメモリ増設用(正面) 機能拡張用(背面)メインメモリ増設用(底面) | ||
記録媒体 | 内臓RAM 32KB PC-FXバックアップメモリパック 128KB | ||
寸法&重量 | 本体:(幅)132mm×(奥行き)267mm×(高さ)244mm 本体:2.9kg 専用パッド:200g | ||
電源 | AC100V | ||
添付品 | PC-FX専用パッドx1 AVケーブルx1 |
・PC-FXの特徴
タワー型PCを彷彿させるデザイン。
32bit機の中で他にない動画専用のバスを搭載しテレビアニメさながらの動画を再生できるのが売り。
PS、SSで出た同ソフトのアニメーションを比べると明らかにPC-FXのほうが滑らかな動きで綺麗。
売りである性能を活かし動画が随所に使われてる作品が多い。
・PC-FXの弱点
32bit機の中で動画再生以外の性能が劣っていること。
PCエンジンDuoから少し性能が上がったくらいのスペック。
時代は2Dから3Dへと流れてるなか、ハードウェアでポリゴン処理ができない。
ポリゴンは動画再生を活用して処理可能だったが作りにくく受け入れられなかった。
そのせいもありPCE時代のサードパーティのほとんどは他機種に流れていった。
他機種にあるキラーソフトがPC-FXには無く ソフトも人を選ぶ作品が多かった。
天外魔境Ⅲさえ 開発中止にならなければ販売台数もある程度伸ばせて、アニメーション機として生き残れたかもしれない…
次回は、ソフト編を予定しています(´・ω・`)